ハーブのセージの使い方・効能や効果・ハーブティーの入れ方・育て方

セージはハーブの種類の1つで、抗酸化作用に優れた「不老長寿のハーブ」と呼ばれるハーブです。

セージは、「賢明」、「思慮深い」という意味合いを持っています。抗酸化作用・強壮作用に優れており、古代ギリシャや古代ローマ時代から薬用や儀式の際に使用されてきました。

原産地は地中海で、イギリスに伝わって、さらにアメリカ大陸へ渡りました。アメリカ大陸の先住民族のインディアンは、生薬としてセージを使っていました。

ヨーロッパでは、「セージを植えると不老長寿になる」ということわざがあります。不老長寿のハーブとしても広く知られており、17世紀頃の中国では、オランダ商人がセージの葉っぱ1枚につき、中国茶三箱という非常に高値で取引していたという記録があります。

セージは、料理にも広く使われており、主に使用されるセージの種類は、「コモン・セージ」と呼ばれる種類です。

乾燥させた葉っぱには優れた消臭効果があります。そのため、肉の保存に古くから利用されていました。

このように、肉の保存に使われていたことから、「セージ」の呼び名が、「ソーセージ」の名前の由来という説もあります。

イギリスでは、17世紀にアジアから紅茶が輸入されるまでは、主にセージの葉をお茶として飲んでいました。

セージ

セージとは

セージは、ベルベットのような手触りの葉が特徴です。乾燥させると、香りがさらに強くなります。

  • セージの学名:Salvia officinalis
  • セージの分類:シソ科/常緑小低木
  • セージの和名:ヤクヨウサルビア
  • セージの原産地:地中海沿岸
  • セージの草丈:30~80cm
  • セージの使用部分:葉、花
  • セージの用途:料理、お茶、美容健康、クラフトなど
  • セージの効能:殺菌、消化促進、更年期障害改善など

セージのハーブティーの作り方

17世紀にアジアから紅茶が輸入されるまで、セージはヨーロッパで愛飲されていました。

少し苦みがありますが、お茶にすると非常にまろやかになります。

セージのハーブティーは、歴史あるハーブティーです。妊娠中の飲み過ぎには注意しましょう。

セージのハーブティーの効能は、精神疲労の改善、やる気と集中力を高める、生理不順や更年期障害といった女性特有の症状を和らげる効果となっています。

  1. 乾燥させたセージの葉大さじ1/2~1をポットに入れる。
  2. ポットを軽く温めておく。
  3. 1をポットに入れ、熱湯を注ぎ、蓋をして約2~3分蒸らして完成。
  4. 乳鉢ですりつぶすとより香りを引き出せる。

セージのハーブティーについてもっと詳しく知りたい方はこちらをご覧くださいね!

セージの育て方のポイント

セージは日当たりを好むため、なるべく日光が当たる場所で育てましょう。しかし、真夏の日光には弱いため、真夏は半日陰の場所に移動させましょう。

  • セージの種まきの時期:4~5月、9~10月
  • セージの花が咲く時期:5~7月
  • セージの収穫時期:4~10月

セージの美容・健康効果

セージは精油や石けんによく利用されます。

セージの精油の効能

衰弱、神経疲労、風邪、生理不順、更年期障害、気管支炎、食欲不振

※妊娠中・授乳中の使用は避けましょう。

セージの精油の使い方

セージの香りは、鋭く、すっきりとした香りです。香りが強く、効果も強いため、少量の使用で十分な効果を発揮します。

気分が落ち込んでいる時や、勉強や仕事の合間に使うと気分がリフレッシュします。

セージの料理の利用方法

セージは、肉料理に使うことが多いです。油や肉の臭みをとるので、油が多い料理や内臓を使った肉料理に適しています。

豚肉との相性がよく、ソーセージには欠かせないハーブです。香りが強く、少量でもかなりの香りがつくため、使用する量には注意しましょう。

セージを使ったレシピは、初心者でも簡単!セージとほうれん草のニョッキの作り方でも紹介しています!

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