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糖尿病は生活習慣病のひとつ
糖尿病の原因は遺伝によるものや、生活習慣などの複数の因子が重なることによって発症するといわれています。特に、生活習慣の面では、日ごろの食生活や生活習慣がポイントになってきます。糖尿病の病態は、インスリンというホルモンが出にくかったり、効きにくかったりすることによって、代謝に支障をきたすというものです。インスリンは、膵臓から分泌されるホルモンの一種で、血液中の糖分が細胞に取り込まれるよう指令をだす働きをしています。インスリンの分泌が少なかったり、インスリンが出ていても作用が低い場合には、血糖は高いのに細胞は飢餓状態に陥ります。そのため、細胞はさらに血糖を高めるようにほかの臓器に指示を出してしまい、その結果さらに血糖が高まる悪循環になってしまいます。糖尿病が進むと、末梢神経障害、網膜症、腎疾患などを合併します。糖尿病の初期には自覚症状が乏しく、そのまま放置してしまい、重症の合併症を引き起こしてしまう場合もあります。まずは糖尿病にならないように予防すること、糖尿病と疑わしい場合はしっかりと治療をしていくことが大切です。
糖尿病には糖の吸収を抑える、インスリン分泌に関するハーブティー
糖尿病を予防するには、食後の血糖の上昇を緩やかにすることがポイントです。そのためには、腸管での糖の吸収を抑えたり緩やかにするもの、もしくは食後にインスリンの分泌を促すことが大切になってきます。糖の吸収を抑えるハーブティーとしてオススメなのが、マルベリーです。また、インスリン分泌にはニガウリ、ダンディライオンが処方されます。高血糖の状態が続くと、血管にダメージを与えます。ビルベリーやイチョウは、血管のダメージなどを予防します。
糖尿病におすすめのハーブティー
第一位:マルベリー
マルベリーは、糖尿病予防に処方されることで有名なハーブティーです。もともと蚕が食べる桑の葉として栽培されることが多かったマルベリーは、日本でも昔から親しまれてきたハーブティーです。マルベリーに含まれる、デオキシノジリマイシンは、糖分の吸収抑制効果が期待でき、その結果、血糖の上昇を防ぎます。また、腸内環境の改善も行うため、ダイエットの場合にもよく処方されています。
第二位:ニガウリ
温かい地域で栽培される植物で日本では、沖縄料理に用いられることで知られています。ニガウリには、ビタミン類やミネラルが豊富に含まれています。また、血糖値を抑制する作用を持つため、甘いものが好きな人に、オススメのハーブティーです。
第三位:ダンディライオン(セイヨウタンポポ)
ダンディライオンには肝臓機能の促進のほか、イヌリンという成分を含むため血糖の上昇を抑える効果が期待できます。糖尿病予防には、ニガウリとブレンドして処方されることもあります。
第四位:イチョウ
イチョウには毛細血管を丈夫に保つ働きがあり、認知症に処方されることもあります。血液循環を促す作用もあるため、冷え性や肩こりのほか、糖尿病の合併症予防にも用いられます。
第五位:ビルベリー
ブルーベリーの一種で、アントシアニンが含まれるため目の疲れなどに処方されることがあります。そのほか、血管を活性酸素から守る働きや、毛細血管の透過性を亢進する働きがあります。