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ある番組で認知症予防に効果的と放送されてから、一気に知名度がアップしたエッセンシャルオイルです。
ローズマリーは、古代エジプトや古代ギリシャの時代から長く愛されてきたハーブです。

そんなローズマリーの効果効能を知ることで、より効果的に香りを使っていきましょう。

目次

ローズマリーとは

ローズマリーは、ケモタイプ種と言われています。
ケモタイプ種とはなんでしょうか。

これは、同じ植物にも関わらず、成分分析してみると、成分に差があったものを指します。
なぜこのようなことが起きるかというと、自然環境の違うところに生育した場合、その環境に適合した成分が植物からつくりだされます。

その結果、入っている成分に変化が出てくるのです。
その変化があったものが、ケモタイプ種と呼ばれています。

ローズマリーのケモタイプ種別

ローズマリーのケモタイプ種は主に3つに分かれます。
ローズマリー・シネオール、ローズマリー・カンファー、ローズマリー・ベルベノンです。
一つずつ解説していきましょう。

ローズマリー・シネオール

主要成分は1,8-シネオールになります。
咳や鼻づまりなどの呼吸器系の不調や、消化器系の不調、疲労回復に有効な成分です。

ローズマリー・カンファー(またはローズマリー・ボルネオン)

主要成分はケトン類のボルネオンになります。
肩こり、筋肉痛、リウマチに有効な成分です。

ローズマリー・ベルベノン

主要成分は、ケトン類のベルベノンになります。
育毛促進、フケの予防、アンチエイジングに有効な成分です。

少しずつ選ぶものも変わってくるので、どれが自分に合っているかチェックしておきましょう。

ローズマリーの効能:抗酸化作用

どのローズマリーにも入っているロスマリン酸、これは様々な効果が期待できます。
ロスマリン酸は、ポリフェノールに分類され、抗酸化作用がある成分です。
ロスマリン酸が豊富に含まれるローズマリーは若返りのハーブとも呼ばれています。

こんな逸話も残っています。
14世紀ハンガリー王妃のエリザベートが神経痛の薬として、ローズマリーを使用していたのですが、病状が良くなると同時に若さも取り戻したというのです。
その証拠として、なんと70歳を超えていたエリザベートに、20代の王子がプロポーズをしたという話も残っています。

ローズマリーの効能:記憶力・集中力アップ

ローズマリーに含まれる1,8-シネオールが記憶力、集中力をアップさせてくれるのです。
ローズマリー・シネオールに含まれるお話をしたのですが、あくまでもローズマリー・シネオールに多く含まれるだけで、どのローズマリーにも1,8-シネオールは成分として入っています。
受験勉強シーズンや、仕事を集中して行いたい時に有効なエッセンシャルオイルです。

ローズマリーの効能:血行促進

ローズマリーは血流を良くしてくれる働きがあります。
そのため、足のマッサージをしてむくみを取ったり、頭皮マッサージに使用して育毛効果が期待出来ます。
冷え性の人も、血の巡りが悪いことでなっている場合があるので、マッサージをして試してみてください。

アロマオイルの使い方の注意点

・妊娠中、授乳中は避けてください
・てんかん症、高血圧、発熱時、心臓疾患がある人は避けてください

ローズマリーと相性のいいアロマオイルの香り

・ハーブ系(ペパーミントやタイム・リナロールなど)
・柑橘系(オレンジ・スイートやグレープフルーツなど)

いかがでしたか。
ローズマリーはとても使いやすい香りですが、においも強くなります。
多くの人がいるデスクで使用する場合は、においが嫌なひともいるかもしれません。
周りの人に配慮して使用しましょう。

ローズに似ている香りとして知られているゼラニウムは、女性に人気のエッセンシャルオイルです。
ローズだと高いけれど、ゼラニウムだと比較的手に入れやすい価格で販売しています。

ゼラニウムの効果効能を知ることで、より効果的に香りを使っていきましょう。

ゼラニウムとは

ゼラニウムがローズに似ているのは、ゲラニオールという、ローズにも入っている成分をもっているからです。
他の成分でも、似ていることがあるので、ローズゼラニウムと別名があるほどです。

昔からずっとアフリカで生産されていましたが、17世紀にヨーロッパに伝わってから、様々なところで作られるようになりました。
多年生の低木で(1mほどまでなる)、観賞用とはまた別のものになります。

ゼラニウムの効能:ホルモンバランスを整える

ゼラニウムは女性ホルモンを整えるのに有効なエッセンシャルオイルなのです。
そのため、PMSでのイライラややる気が出ない時などに最適です。

更年期障害も、ホルモンバランスの乱れからなることが多いです。
更年期に近づいてきたときに、ちょっと最近イライラするな、おかしいな、と思ったら、少し試してみましょう。

また、ストレスによりホルモンバランスが乱れてなる生理痛にもおすすめです。
どれも、香りを楽しむだけでも、キャリアオイルで優しくマッサージしても良いでしょう。

※PMSとは…
生理前にイライラしたり体がだるくなったり、心や体に様々な不調が起こること
月経前症候群と呼ばれている

ゼラニウムの効能:皮脂バランスを整える

乾燥肌でも脂性肌でも使えます。
なぜかというと、ゼラニウムは肌本来の必要な潤いを整えてくれる働きがあるからです。
市販の化粧水が合わない方は、ゼラニウムを使ってオリジナル化粧水を作るのも良いでしょう。

ゼラニウムの効能:アンチエイジング

ゼラニウムは血行促進効果も期待できます。

そのため、シミやクマの改善や、顔色が良くなることで、相手に明るい印象を与えることが出来ます。
ローズにも同じ作用がありますが、これは、シトロネロール、ゲラニオール、リナロールといったローズにもある成分が効いているからなのです。

ゼラニウムの効能:抗炎症作用

ニキビや湿疹などの皮膚の不調を整えてくれる働きもあります。

さらに保湿性もあるので、自然治癒力も上がり治りやすくなります。
ゼラニウムは、熱を冷ます効果もある不思議なハーブです。
赤くなってしまった肌を優しくケアしてくれます。
しかし、敏感肌の方や塗った時にぴりぴりした痛みを感じた場合はすぐに使用をやめましょう。

ゼラニウムの効能:リンパの流れを改善

血流も良くなるので、リンパの流れを改善してくれます。

そのため、関節痛や神経痛、リウマチなどにも効果的です。
マッサージでケアをすれば、少しずつ詰まっていたリンパが流れ出すでしょう。

アロマオイルの使い方の注意点

・妊娠中は避けてください
・敏感肌の方は、まずは少し試してから使用してください

ゼラニウムと相性のいいアロマオイルの香り

・ハーブ系(ペパーミントやローズマリーなど)
・柑橘系(ベルガモットやグレープフルーツなど)

いかがでしたか。
ゼラニウムは、ローズに似たとてもいい香りですが、暑い時期やホルモンバランスによって、匂いが重すぎてると感じることがあります。
その場合は、ベルガモットやグレープフルーツなどのさわやかな香りをプラスすると良いでしょう。

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