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タイムを育て方

皆さんは「タイム」というハーブをご存知ですか??

実際料理にも使われることのある調味料としても活躍するハーブです。

すがすがしい香りを持つタイムは、その名前もギリシャ語の「thyo(良い香り)」、「thyein(香らせる)」からと言われています。また、同じくギリシャ語で「勇気」をあらわす、「thymos」に由来するという説もあります。昔々古代ギリシャ時代、タイムの香りは男らしさを表すものだったとか…。確かにこの香りをかぐと、何だか力が湧いてくるような気がしますね。

タイムの種類や分類

タイムは大きく分けて、立木性のものとほふく性(クリーピング)のものがあります。一般的にタイムと言うと、コモンタイムを指しますが、この他にも30数種ほどの品種があります。 良く知られている品種としては、

★ゴールデンタイム…葉に黄色の斑が入り、明るい印象のタイム

★シルバータイム…葉に白い斑が入り、カラーリーフとしても楽しめる

★レモンタイム…レモンのような香りがするタイム

などがあります。

タイムを苗から育てる

苗から育てるメリットは、いろいろな品種の中から葉色や香りを確かめて育て始めることができるという点です。気に入った品種の苗を入手したら、日当たり・水はけ・風通しのよい場所に植えましょう。酸性の土を嫌いますので、苗の植えつけ1~2週間前には苦土石灰で酸度調整しておきます。 鉢植えで育てる場合は、市販のハーブ用培養土を使うと簡単です。庭植え同様、日当たりと風通しのよい場所に置き、乾燥気味に管理します。 タイムは耐寒性もあるので、戸外での冬越しが可能です。ただし寒冷地では、霜で葉が黒くなってしまうことがあります。春には新芽がでますが、降霜前に一度刈り込みをして、マルチングを施しておくとよいでしょう。鉢植えは特に、冬の水やりを忘れてしまいがちなので注意します。

タイムの水やりと肥料

タイムは乾燥気味が好きなので、水のやり過ぎに注意しましょう。梅雨時の蒸れ、過湿に気をつける以外は、管理は特に難しくありません。枝葉が茂っている場合は、梅雨前に収穫を兼ねて3分の1ほど刈り込み、風通しを良くしてあげます。 肥料は、植え付け前に元肥として緩効性肥料を与える程度で、特に必要ありません。 鉢植えでは、追肥として月一回程度1000倍に薄めた液肥を施しますが、肥料を与えすぎると香りが弱くなってしまうので、これより少なくても構いません。また、夏の間は施肥を控えます。

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